①「二人癖」 立川志の大
②「真田小僧」 立川志の麿
③「千両みかん」 立川志の輔
④「ヴァイオリン漫談」 マグナム小林
⑤「長唄三味線」 松永鉄九郎
⑥「抜け雀」 立川志の輔
立川志の輔師匠の八番弟子の志の大さん、七番弟子の志の麿さんどちらも枕を含めて、ユーモアたっぷりで噺に引き込まれた。ちょっとした、自虐も軽やかで重くならない話し方は見習いたい。
ヴァイオリン漫談のマグナム小林さん、タップを踏みながらヴァイオリンを弾いたり、色々な音真似をしたりと芸達者ですごく器用な人だなという印象。
長唄三味線は迫力満点。志の輔師匠の追っかけをしていたはずが、気づいたら自分も舞台に立っていたという松永さんの話は本当か否か。不思議な感じ。
志の輔師匠は、やはり枕から観客を引き込む上手さを感じる。あの、話術とユーモアを少しでいいので分けてほしい。切実に。
思い込みは怖いという枕話、東京の空港のマッサージチェアーよりも高知のマッサージチェアーのが高かったというオチも誰も傷つかない優しい笑いが好き。本題の落語も、古典ながら分かりやすいように現代での解釈も交えてすごく楽しめた。一人で何役もこなす落語ならではの声色の変化も面白い。ちょっとした仕草や表情など、自分が話をするときにもこんな風に話せるといいのにと憧れる。
2019年8月5日(月)
穂の国とよはし芸術劇場
主ホール 2階H列28番
18:30~21:10(15分休憩有)