Soul of Weed

好きなこと 好きなもの 徒然と

No.9-不滅の旋律- 再々演

諦めていた、今回の観劇。配信されると知って嬉しくて嬉しくて。その一方で生の凄さを知っているからこそ、ちょっとだけ不安で。

でも、そんな心配は無用でした。

最高の舞台は、映像でも最高でした。

 

コロナ渦において、これだけ大所帯の舞台を完遂するのは、すごく精神的にも体力的にも大変だったろうなと。

 

配信だからこそ見ることができた、細やかな表情や仕草。普段は見ることのできない角度からのシーン。そして、カーテンコール。

ベートーヴェンがマリアが、そしてウィーンの街が吾郎さんになって、剛力さんになって、舞台のセットになって。変わる瞬間を目の当たりにしたようで、なんだか嬉しかった。出演者の皆さんがにこやかに年末の挨拶をしてくださった舞台裏の映像も素敵でした。

 

2018年に初めて観劇したときと、内容自体は大きな変化は無いはずなのに、感じるものに変化があったのは、演者さんの演技や環境、そして自分自身が変化しているんだろうなと思いました。

相も変わらず、とにかく大きな大きなエネルギーを感じることができる作品です。

登場人物の苦悩や喜び、悲しみ、愛情。色々なエネルギーを受け取ることができて、自分自身も色づいていく感覚が幸せです。

 

メルツェルは相変わらず面白くて、マリアやナネッテは強くてかっこよくて、アンドレアスは優しくて。そして、やっぱり一番感情を揺さぶるのはフリッツで。ベートーヴェンは嫌なやつ(笑)

舞台の上だけじゃなくて、ずっとこの街に生きているんだと感じさせられる生き生きとした登場人物。

 

この空間が大好きだなと思います。

 

また、いつか生で観られる日が訪れますように。願いを込めて。

 

 

2020年12月31日(木)

Streaming+配信

18:00~

Gang Showman

club seven zeroの玉野さんの脚本、演出のコメディと知って、観たくてたまらなかった作品。東京公演しかないし、こんな状況だしで観ることは諦めてただけに、嬉しかったオンラインでの配信。

コロナ渦であることを受けて、演出などが変わったというのを知って、オリジナルの作品であるからこその強さを感じました。

 

いっぱい笑うだろうなと思って見始めたものの、気づいたら泣いて、笑って。久々に、いろんな感情を表にだした気がします。

主人公のジェイムズ。凄腕のギャングなのに潔癖症で高所恐怖症、そして金属アレルギー。◯◯なのにって、思わず言ってしまいがちな言葉だけれど、それって自分の主観でしかなくて、相手を決めつけてしまう言葉なんだよなと彼を見ていて改めて気づかされた気がします。◯だから△じゃないといけないなんて決まりは無いよなと。クセの強いアマノジャクって感じだけれど、根はいいひとなのが溢れてて、憎めないキャラクターだなと思います。

店を救うべくやって来た、幽霊のリチャードとフランク。店の立て直しに奮闘するメアリー。大好きなものを大好きだと表現できる、素直さが素敵です。

パトリシアにロバート、デイビット。従業員さんもかなり個性的。

ジェイムズの手下である、ウィリアムとマイケル。ウィリアムがボス(ビンセント)の息子だったのは意外な結末でした。

個人的に一番印象に残ったのが、リンダ。

ボスからの指令で店を潰すべくやって来たのにステージにもなんだかんだ積極的で。ボスを説得しようと動いてくれていたり、素っ頓狂なことをしていたり、つかみどころがあるようでないような、魅力的なキャラクターだよなと思います。

 

生で観られたらという思いがあることは否めないけれど、配信だからこそ何回も観ることが出来たし、幸せだなと思います。

また、いつかこんなミュージカルが上演されるときには今度こそ、生で。劇場で全身で笑って、泣いて観たいなと思います。

 

どうか、劇場の明かりが灯り続けますように。

 

 

2020年10月3日(土)

Streaming+配信

12:30~

ソーシャルディスタンス・コンサート

~時代を彩った青春名歌~

第一部

①ごめんね…ありがとう

②青春時代

③あゝ上野駅

④君だけを

⑤いつでも夢を

⑥高校三年生

栄冠は君に輝く

長崎の鐘

⑨アニメソングメドレー

鉄人28号

・明日のジョー

アタックNo.1

・タッチ

・おどるポンポコリン

残酷な天使のテーゼ

⑩初恋

翼をください

 

第二部

青春の影

②椰子の実

③夏の思い出

NHKらじるラボメドレー

PPAP など

⑤みんなのメロディー

⑥学生時代

⑦ふれあい

太陽がくれた季節

⑨涙をこえて

 

アンコール

・花が咲く日は

・「いちご白書」をもう一度

 

第一部は黒のスーツ、学生服

第二部は白いスーツで。

 

2020年8月9日(日)

ニコニコ生放送にて

18:00~20:00

ベイビー・ブー ディナーライブ

夢で逢いましょう~vol.3

オープニング

夢で逢いましょう

 

第一部

①君だけを

明日があるさ

俺ら東京さ行ぐだ

シェルブールの傘

⑤星影のエール

・らじるラボ

 ベイビー・ブーが歌ってみたジングル

 

⑥白いブランコ

⑦みんなのメロディー

 

第二部

①初恋

MC

②秋の歌メドレー(15曲)

・秋の気配

夜空ノムコウ

・秋止符

・小さい秋見つけた

・わかって下さい

・誰もいない海

秋桜

・冬が来る前に

・学生街の喫茶店

・枯葉

旅愁

・赤とんぼ

・紅葉

・思秋期

風立ちぬ

③アニメソングリクエス

銀河鉄道999

マジンガーZ

ドラえもん

④ふれあい

⑤いちご白書をもう一度

⑥涙をこえて

⑦花が咲く日は

 

アンコール

また逢う日まで

夢で逢いましょう

 

2020年10月3日(土)

Streaming+オンライン配信

15:00~17:00  15分休憩有

もうラブソングは歌えない

2020年、一度も舞台にもコンサートにも行けないまま半年が経って。

このまま、1年が過ぎてしまうのだろうかとも思っていたのですが。

オンラインでの、ライブ配信という新しい形が生まれ、家にいながら舞台の空気を感じることが出来るという、ある意味では贅沢すぎるような気さえする方法でこの物語を観ることが出来たことをとても幸せに思います。

 

「カラマツのように君を愛す」

稲垣吾郎さんと門脇麦さん。

尚さんとリエさん。どちらも繊細で、綺麗な人だと思いました。

尚さんは現在で、自身の書いた日記を読み返していて、リエさんはその日記の中(過去の思い出の中)に居るのかなと。

リエさんの「好きなものがわからなくなっていった」という台詞が自分自身の心の内を見透かされているようで、哀しくて。でも、分かってくれる人がいるということにどこかホッとしたり。

舞台上にはたった二人だけ。

真っ暗の静寂の中、机、椅子2脚と少しの小道具。そして2冊の台本と紙吹雪。それだけのものを2人の役者さんが色付けて生活を紡いでいく。光と影が印象的な美しい舞台だったと思います。

吾郎さんの優しい声、門脇さんの透明感。ただただ素敵でした。

最後の、引きで客席から舞台全体が映るところがすごく好きです。

 

 

「ひとりのふたり」

佐々木蔵之介さんと小池栄子さん。

大人なラブコメディという感じでしょうか。

ジャズの軽快な音楽ををバックに、素直なような、ちょっとひねくれているような2人が面白かった。

佐藤梲夫さんと伊藤毬子さん。どちらの言い分にもウンウンと頷きたくなることが多くて。。将来の私かしら…と思ったり。

最後はハッピーエンドというか、ホッコリと終わってくれて、凄く好みな舞台でした。

 

 

しっとりとした舞台の後に軽やかなコメディ。素敵な組み合わせでした。

劇場で観れたら、もっと良かったなとも思うのですが、何度も何度も見返すことができてのはオンラインだからこそ。新たな形として広がっていったらいいなとも思います。

 

 

2020年8月9日(日)

zaikoオンライン配信

17:00~19:00

 

 

私の“しあわせ”

中島みゆきさんの「糸」の最後の歌詞。

「逢うべき糸に 出逢えることを 人は 仕合わせと呼びます」

最近、モヤモヤすることが多くて、自分の好きなものとかやりたいこととか、幸せに感じることがボヤけてきてしまって、急に不安になって、私にとっての“しあわせ”を振り返ってまとめてみようと思い立ちました。

自分の大好きなものをぎゅっと寄せ集めてみたかった。

 

 

 

 

 

遡ること8年。高校での友人との出会いが今の私の趣向のきっかけだと思います。

 

高校生になるまで(なっても?)、趣味は読書くらいであまり色々なものに興味を持つことがありませんでした。

高校に入って出会った友人はSexy Zoneさんの大ファンで、お昼休みとかに楽しそうに話をする姿を見て、好きなものがあるって素敵だなと思いました。

私はあまりテレビを見なかったこともあって、そういった話題に極端に疎くて、話を聞きながら申し訳ない気持ちもあったりして、ちょっと勉強してみようかなと思ったものの、私の知ってるジャニーズって誰がいる?と考えると、出てきたのがSMAPTOKIO、かろうじてV6。SMAPさんは「世界にひとつだけの花」をエレクトーンの発表会で弾いたことがあったので1番、身近?に感じました。

高校1年生の12月にSMAP×SMAPSexy Zoneさんが出ると友人が教えてくれて、すごく久々にSMAP×SMAPを見ました。バラエティー番組が久しぶりすぎて、頭もついていけなくてその時はそこまで興味を持てなかったのですが、その数週間後のMステでSMAPさんに惹き込まれることになります。

 

 

辿り着いたのは、吾郎さんの魅力だったわけで。考え方とか、美的センスとかいいなと思うことはたくさんあるのですが、1番惹かれたのは役者さんとしての一面。吾郎さんのインタビューなどを見ていて思ったのは、一度でもいいから舞台を見てみたいと言うことでした。

そんな思いがきっかけになって、舞台作品そのものに興味を持つようになりました。ストレートプレイもミュージカルも。

 

 

ミュージカル作品は、DVDになっている作品も多く(もちろん、生で見れるに越したことはないのですが…)、劇場に足を運べなくても触れることができるのは本当にありがたかったです。

モーツァルト!」「レディ・ベス」「1789~バスティーユの恋人たち~」などを見ていて惹かれたのが、吉野圭吾さん。

なんだろう、すごくツボにはまりました。

動きとか台詞回しとか、役柄も好きなものが多かったのも大きいかもしれません。

シカネーダーもシモン・ルナールもアルトワ伯も素敵なんですが、今のところ私の中のベスとヒットは「ロカビリー・ジャック」の悪魔(?)さんです。

吉野さんが出ていると言うことで、興味を持った「CLUB SEVEN ZERO Ⅱ」。エンターテイメントショーというくくりになるのかな?と思うのですが、すごく楽しくて、面白くて出演されていた、役者さんたちの芸達者ぶりに感激しました。また、Ⅲをやってくれたらいいなと観劇した日からずっと思っています。

 

そして、「CLUB SEVEN ZERO Ⅱ」がきっかけで出逢えたのがBaby Boo さん。

第一幕の最後、出演していた男性陣5人が歌っていた「傘」。初めて聴いた曲だったのに、印象に強く残って、どうしてももう一度聴きたくて、探しました。

YouTubeには作詞・作曲をされた松ヶ下宏之さんのオリジナルverが上がっていたのですが、その動画の概要欄でBaby Boo さんが歌っていたことを知りました。収録されていた「for」はデジタル音源を買うことができたので「傘」をダウンロードして聴きました。ただただ素敵でした。なんか泣けてしまうほど素敵でした。この時、Baby Boo さんを初めて知りました。

 

 

 

そして、Baby Boo さんのファンになったのは2019年10月に豊川で開かれた「うたごえ喫茶音楽会」がきっかけです。

会社の研修で行った先でたまたま見つけた、音楽会のチラシ。ちょうど「傘」を知った分のタイミングだったので、興味のままにチケットを買って、鑑賞を決めました。

生の歌声は、鳥肌ものでした。完全に歌声に惚れました。

うたごえ喫茶アルバム(カバーアルバム)を早速に購入して、何度も聴きました。人の声の温かさが心地よくて、耳が幸せでした。そうなって、興味が湧いたのはオリジナルの曲。「傘」以外にも聴きたくなって、「for」を全曲ダウンロードしました。完全におちました。もう1つデジタル音源があった「SLOW」も全曲ダウンロードして、それも素敵で。ネットでCDを探して、気がついたらシングルもアルバムもDVDもほとんどのものを購入していました。ブログも過去のものから全部読んでました。

歌声に惚れたわけですが、作られる歌詞や曲も素敵で。ブログから垣間見える人柄も。

 

最近は、毎日TwitterYouTubeの更新があって嬉しい限りです。毎週、らじるラボにも出演されていて楽しみが増えました。

でも、カバー曲がほとんどなのでオリジナルも十二分に素敵なのに勿体ないなと思ってしまう自分もいたりして。リアルタイムでオリジナルに触れることが出来なかったのが寂しくて。なんで、あと15年早く出逢えなかったのと無理なこと思ったりして。勝手にひとり押し問答みたいになったりしてたのですが。2月14日のTwitterの「プラネタリウム」や5月7日の日に公開されたYouTubeの「星のスニーカー」を見て、封印されている訳じゃないんだなと思って、これからに淡い期待を抱いています。コメント欄を見ていても、昔からのファンの方が喜んでいたりして、愛されてるグループなんだなと。すごくにわかなファンの私が願って良いことなのかという葛藤はまだあるのですが。いつの日か、オリジナル曲も生で聴けたらいいなと思っています。

 

 

 

めぐり逢えた、幸せに感謝です。

 

 

P.S.

中島みゆきさんの「糸」はもともと好きな曲だったのですが、SMAP×SMAPで吾郎さんが選曲したときにSMAPさんが歌った「糸」、Baby Babyさんがカバーされている「糸」もそれぞれ違った魅力があって全部大好きです。

 

 

 

 

 

 

ロカビリー☆ジャック

幕が上がると同時に、テンション高めの物語の世界観に一気に巻き込まれました。

ちょっぴりヘタレなロックミュージシャンのジャックを取り巻く、優しい世界の物語。

ロックスターになると豪語しながらも、なかなか夢の実現は厳しく、女遊びに走ったり。

プロデュースを担っていたサマンサにも「ジャックに愛は歌えない」と見捨てられてしまう。そんな中、幼い頃から共に育ち、心からジャックのことを慕っているビルは「ジャックに足りないのは自信だけ」とひとつの大きな嘘をつく。ビルのついた嘘は、ジャックを「愛と引き換えにロックスターにする」という契約を悪魔と結ぶというもの。結果、ビルに雇われた悪魔と契約を交わしたジャックは見事にロックスターになる。でも、それは暗示にかかっていただけで自らの実力だったわけで。

ビルに雇われた、売れない役者さんだったジェームス。登場からして大インパクト。すごく高い声で話していたかと思うと、一気に低くして見せたり。デビルガールズとのダンスや契約のポーズ(Y字バランス)もコミカルで楽しい。ジェームスとして話しているときは、田舎の人感あふれでる方言(津軽弁?)で。裁判にも稽古を抜け出して来てくれるなど、すごくいいひとだなと。そして、悪魔役として売れることが出来てよかった。

魔女と契約を交わし、コンプレックスを克服して自分も周りの人も幸せに導いたルーシーの力強さと頭の回転が羨ましい。

常につっぱって強がりながらも、最後には本当の自分の気持ちや弱さをさらけ出す勇気を持ったサマンサ。

700年間続けた魔女の最後の仕事が、この契約で良かったなと思う。

「優しい嘘は愛」がひとつのテーマになっていて、誰もが幸せになれた結末が素敵。

 

キャストの皆さん、全員が芸達者で観ていてとてもワクワクしてドキドキして、すごくすごく楽しかった。音楽も耳に残るものばかりでクセになる。舞台の使い方では、中心にいるキャストの向きに合わせて、周りのキャストも移動するのが面白いなと思った。

 

 

もう一度観たいなと、観終わってからずっと思っている。

  

 

 

2019年12月11日(水)

シアタークリエ

22列14番

1幕 13:00~13:55

2幕 14:15~15:25

シアタークリエ『ロカビリー☆ジャック』

屋良朝幸主演のミュージカル『ロカビリー☆ジャック』~テーマ音楽は 斉藤和義、共演に海宝直人・昆夏美・平野綾・吉野圭吾ら | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス