Soul of Weed

好きなこと 好きなもの 徒然と

不機嫌な女神たちプラス1

女性3人とプラス1の男性の物語。地元に残った2人と都会に出ていった1人という設定がなんとなく、今の自分達に重なって、こんな風に思い合える未来が来るといいなと思った。「最後から二番目の恋」の脚本を書かれた岡田惠和さんの脚本という事で興味を持ったこの作品。キャストは和久井映見さん、羽田美智子さん、西田尚美さん、谷原章介さんと今までテレビで見てきた方々。席は前から2番目とかなり豪華(笑)

お話の内容も役者さんの演技もとてもナチュラルで舞台らしい舞台らしいと言うよりは、2時間のドラマを見たような感覚。そのなかでも、過去を思い出すクイズの部分で木が揺れているなど舞台ならではの演出も。前半はずっと笑っていたけれど途中からは涙が止まらなくなってしまった。温かくて、愛しい物語だった。どこかにあるかもしれない日常の1コマを切り取ったような物語だからこそ、共感できるんだなと思う。

少しお節介な郁子、見栄っ張りな桂、自分の思いを主張することのできないさつき。3人それぞれに自分に重なる部分があって、それぞれの思いに共感して、自分のなかに封印してたはずの思いも、隠してた嫌な感情も全部全部、涙と一緒に流せたような気がした。タケオさんはどうしようもないひとだと思うのに、なぜか憎めなくて。

いつかの自分の未来がこんな風に愛しい未来でありますように。

 

2019年11月2日(土)

穂の国とよはし芸術劇場

主ホール 1階B列7番

18:30~20:30

不機嫌な女神たちプラス1 オフィシャルホームページ | キャスト紹介やチケット情報など